Fender Precision Bass
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ベース
S8 シリアルの79年製プレシジョン・ベース。
同年のベースとしては、明らかに価格が高過ぎます…ヴィンテージの高騰もいよいよここまで来たか…なんてお思いになってしまわれそうですが、さにあらず…、このベースには、ほぼ幻のオプションが採用されていたのでした!
それが「Aネック!」つまりジャズべ・シェイプのネックを持つ、プレベだという事です! 一応当時のカタログ上存在するオプションではありますが、長年楽器屋をやっていて、このように実機を拝見するのは初めてかもしれません。特に70年代は標準ナット幅が「B」で40ミリ程度と、既にあまり幅広でもないので、38ミリにするメリットもあまり無く、半ば有名無実化したオプションであったようにも思います。
が!あえてそこにメリットを見出した注文!にのみ得られる希少価値!というのが本機です。実際にそのような注文はかなり珍しかった事は想像に容易いです。平たく言うと 激レアですよね。
プレイヤビリティという点において、人はふた通りに分類されます。すなわち楽器ごとの差異を「楽しめる」人と、なるべく「均一にしたい」人 とです。前者はコレクターになれるタイプ、後者はコンポーネントとか、オーダーに走るタイプと言えましょう。前者は弦なども色々替えて見たいタイプ、後者は全て同じ弦で揃えるタイプとも言えます。
「プレベの音は欲しいけど、ジャズべのネックでなきゃダメなんだ。弦や弦高もあれじゃなきゃダメなんだ!」という方への福音のような個体と言えるでしょう。79年製のジャズベースのオーナーなら最適かもしれません。
楽器の保管状態はかなり良く、年式を考慮すれば、かなりの美品です。ヘッドの裏面にオーナーの住所が書かれてあったのを消したような痕があります。またフィンガーレストを外すと、ピックガードのその部分に名前のような文字が彫ってあります。アメリカらしい盗難対策ですね。もともとポット類は交換されていましたが、オリジナル部品が付属されていたので、そちらを徹底洗浄したところ、きっちり機能する事が分かりましたので、オリジナルに戻しています。
ネックの状態も良好で、各部調整箇所も問題なく機能します。
ジャズ・ベースとの比較において、純粋にボディのみによる音色の違いが検証出来る楽器です。
オリジナル・ハード・ケース付属