K2 GUITARS 名称不明 カスタムメイド 5st
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ベース
90年代に吉祥寺にあったショップのオリジナル・ベース。K2 GUITAR'S というお店は、ロックイン吉祥寺店の店長さんが90年代に独立されたお店で、お名前は確か 菊池(菊地)さんと仰ったような気がします。(漢字が違うかもしれません)自分も何度か訪れたことがありました。当時はまだ景気が良く、こうした個人店が増える傾向にあったように思います。
本機は某プロ・プレイヤーのカスタム・オーダー品だったそうです。
ここ楽器を見た時、2000年代前半にあったバッカスの "Impression 35-5 Custom Pro" を思い出させました。形状はかなり近いと思います。その楽器は STR の前身とも言える機種で、完成に至るまで様々なアドバイスやアイディアを提供した思い出があります。完全に忘れていましたが、当時は楽器作りのアイディアをメーカーさんによく提供していたものです。
エッジのRなどは異なるかもしれませんが、十中八九ボディやネックの型はバッカスのそれを流用し、細部に独自性を出しているように見えます。ピックガードは、同じく2000年代前半のセリンダーあたりがモチーフでしょう。ネックに関してはバッカス同様35インチ・スケールですが、こちらはトラスロッドをダブルにして、独自性を出しています。
電装系は逆にオーソドックスで、バルトリーニのシングルコイルx2とTCT プリアンプです。ミドルはバック・トリマー型でしたので、バイパスSWで切り替えた際に同音質、同音量のセッティングが出来る位置に整えました。シンプルながらも良い音です。ここだけだと普通のベースですが、本機はジョイントポケットのところに圧電式のPUが仕込まれています。ボディを叩くとカンカン音がします。このPUはパッシブで、もうひとつあるアウト・ジャックにダイレクト出力になっています。ゲインが低いので、それなりの増幅が必要なのと、特性がフラットではないので、パーカッシブなアタック用にではなく、楽器の音色を出力用するなら、何らかのフィルターを使う等で音色を整える必要があります。
店頭に試奏用にある古いアコースティック・イメージのアンプですと、その辺りを上手く使えて、なかなか良好な結果を得る事ができました。ヘッドでのD線のアングルが不足気味なので、リテイナー等を追加すると良いかもしれません。
上記のようにかなりの意欲作ではありますが、ブランド・バリューが無い事と、情報がいまひとつ不透明だという点で、価格はかなり控えめになっております。秘めた潜在能力はかなり高いので、例えば、35インチ・スケールのJBタイプをお探しの方にはかなり魅力的な商品ではないかと思います。
プロビデンスのバッグ付属