FCGR RS.PB 4st Light Ash 2P/R MH #1377
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ベース
「自分で買おう、欲しい!もう売らない!」と思えるようなものでないなら、オーダーなんてするもんじゃありません…。
長年のお付き合いの中で、一昨年ようやく漕ぎつけた当店オリジナルカラーのオーダー品、その続編を昨年末にお願いしました。今回はプレべです。
前回以上に拘り、今回はネック材、指板材ともに全て選ばせていただきました。指板はいい感じのマダガスカル・ローズが偶然ありましたので、前回はよりアップグレードしました。ネック材も、見る人が見ればきっと分かる、「あんな感じ」の、ハード・メイプルです。今回も実現したい領域まで、細部までお願いしまくってます。このネックは、自分オーダー史上最高かもしれません。
そしてフレットは今回、同社の「スピーディ」をあえて選んでいます。ステンレス・フレットの高耐久性は、この楽器にとって絶対に正義だと思ったからです。音が硬いとの懸念があることは承知しています。大丈夫です。それを踏まえたオーダーになっています。おそらく、相当なハード・ピックングなプレイヤーでも、フレットが早々に減ることはないでしょう。最高な音を末長く、です。
ピックアップも今回は特別なものを選ばせていただきました。故 Peter Florance 氏による手作りのPU は、かつてFCGR の理念にあったものとして、同社により輸入/販売されていました。そのブランド、VooDoo PickUps は、私たちにとっても、搭載された楽器の販売の早さ、などから非常に高く評価していましたし、実際尊敬に値するマニュファクチュアラーでした。
今回、そんな VooDoo PU を特別にご用意いただけるという事になりました。言って見るものですね…。「お蔵出し」VooDoo PU が載っております!こちらは、ホットバージョンのPB用になります。
ポット等も拘るのは当然なのですが、前回は60年代の NOS のサークルD がまだあったので、躊躇なく選びましたが、今回はそれもなく…、で探して探して、それに準じたものとして、耐圧違いの 「.05Z 25V」を載せました。耐圧しか違わない60年代のサークルDです。許してください…。
自画自賛で申し訳ないですが、未だかつてない、この美しい「シースルー・メタリック・オレンジ」フィニッシュは、ジャズベの時の様なクリアのアクリルのピックガードが使用できませんでした。しかし、すぐに最適解を歴史に見つける事ができました。これ以上ないというほど、とてつもなく似合うと考えています。
Retrospective というシリーズ名に、ここまで追求した楽器があったでしょうか?古いのに、メチャクチャ新しい。
新しい音楽の為の古くて新しい楽器が出来ました!